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1時間〜で読める北原白秋の長編作品

青空文庫で公開されている北原白秋の作品の中で、おおよその読了目安時間が「1時間〜」の長編14作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(24,001文字〜の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜14件 / 全14件
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父上に献ぐ父上、父上ははじめ望み給はざりしかども、児は遂にその生れたるところにあこがれて、わかき日をかくは歌ひつづけ候ひぬ。
風格高うして貴く、気韻清明にして、初めて徹る。
[#ページの左右中央]この小さき抒情小曲集をそのかみのあえかなりしわが母上と、愛弟 Tinka John に贈る。
[#ページの左右中央]わがこの哀れなる抒情歌集を誰にかは献げむはらからよわが友よ忘れえぬ人びとよ凡てこれわかき日のいとほしき夢のきれはしTonka John[#改丁][#ページの左右中央]桐の花とカステラ[#改ページ]27. ※(むし). 10桐の花とカステラの時季となつた。
[#ページの左右中央]フレップの実は赤く、トリップの実は黒い。
大「雀の卵」が完成した。
[#ページの左右中央]道のべの春[#改ページ]半島の早春三浦三崎大正十二年二月一日午後、何処といふあてもなくアルスの牧野君と小田原駅から汽車に乗つた。
わかき日の饗宴を忍びてこの怪しき紺と青との詩集を[#ここから横組み]“PAN”[#ここで横組み終わり]とわが「屋上庭園」の友にささぐ[#改丁]東京夜曲[#改ページ]公園の薄暮ほの青き銀色の空気に、そことなく噴水の水はしたたり、薄明ややしばしさまかえぬほど、ふくらなる羽毛頸巻のいろなやましく女ゆきかふ。
円燈飢渇あな熱し、あな苦し、あなたづたづし。
[#ページの左右中央][#改ページ]黒檜の沈静なる、花塵をさまりて或は識るを得べきか。
「ほら、あれがお城だよ」私は振り返った。
[#ページの左右中央]震前震後[#改ページ]薄日の崖白菊目にたちて黄なる蕋までいくつ明る白菊の乱れ今朝まだ冷たき黄の蕋(しべ)のいとど目にたつ白菊は花みな小さし咲き乱れつつさえざえと今朝咲き盛る白菊の葉かげの土は紫に見ゆ独遊ぶ今朝のこころのつくづくと目を留めてゐる白菊の花に菊の香よ故しわかねどうらうらに咲きの盛りは我を泣かしむ咲くほどは垣内の小菊影さして日のあたり弱き...
[#ページの左右中央]上巻[#改丁][#ページの左右中央]白良[#改ページ][#ページの左右中央]昭和九年八月中旬、台湾巡歴の帰途、神戸に迎へたる妻子と共に紀州白良温泉に遊ぶ。
[#ページの左右中央][#改丁]白南風は送梅の風なり。
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