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坂口安吾の全作品(4ページ目)

青空文庫で公開されている坂口安吾の全作品451篇を、おすすめ人気順で表示しています。

151〜200件 / 全451件
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文字と画はこうも違うものかね。
五十ちかい年になってはじめて子ができるというのは戸惑うものである。
この正月元旦に大島上空を飛行機で通過したとき(高度は三千メートルぐらいだったらしい)内輪山の斜面を熔岩が二本半、黒い飴ン棒のように垂れていただけであった。
その村に二軒の由緒正しい豪家があつた。
妙信、京二郎、安川らの一行が特攻基地へ廻されたのは四月の始めであつたが、基地はきゝしにまさる気違ひ騒ぎで、夜毎々々の兵舎、集会所、唄ふ奴、踊る奴、泣く奴、怒る奴、血相変り、殺気だつた馬鹿騒ぎである。
雑沓の街は結局地上で一番静寂な場所であるかも知れない。
華頂博信氏手記私どもの離婚は決して夫婦喧嘩ではありません。
私は妙に魚釣りに縁のあるあたりに住んできたが、小田原で三日間ぐらい鮎釣りをした以外は魚を釣ったことがない。
ある辺鄙な県庁所在地へ、極めて都会的な精神的若さを持つた県知事が赴任してきた。
私は中原が訳すまで、ラムボオに『学校時代の詩』といふもののあることを知らなかつた。
上州、信濃、越後、丁度三国の国境のあたりに客の希な温泉がある。
私は若い頃から、衰頽の期間にいつも洟汁が流れて悩む習慣があった。
普通の時間に家を出て登庁せずに三越へ行って開店するまでに無理な自動車散歩までして開店に間に合ったということは、誰かと会見するような何か重大な約束があったのではなかろうかと考えられる。
波の上に夜が落ちる。
まえがき(小稿の主旨)私がアドルム中毒で病院を退院したのは、この四月二十日頃であったと記憶する。
そのころ二十一であった。
アンタブスという酒が嫌いになる薬の実験者の話が週刊朝日に収録されていたが、効果テキメンというわけにはいかないらしい。
飛騨(実にメンドウな字だから以後カナで書かせてもらいますよ)は日本の古代史では重大きわまる土地であります。
私がそれを意志したわけではなかったのに、私はいつか淪落のたゞなかに住みついていた。
田舎のメインストリートから私の住居は田舎の小都市ながらメインストリートに位している。
終戦後、私が新人現るの声をきいたのは、升田幸三がはじまりだったようである。
まつたく暗い家だつた。
小林さんにはじめて会ったのは、青山二郎の私宅であった。
ある婦人が私に言つた。
スポーツ談議いま僕の書いている『スキヤキから一つの歴史がはじまる』は、はじめにスポーツマンが主人公になっているせいか、スポーツ精神といったものを書いているせいか、とにかくスポーツマンに評判がいゝ。
カメは貧乏大工の一人息子であったが、やたらに寸法をまちがえるので、末の見込みがなかった。
アジア大会に日本の水泳選手が参加しなかったから水泳競技がないのかと思ったら、やっぱり、あるんだね。
いつぞや「近代文学」の人たちに、君たちの雑誌は肩が凝つて仕様がないが詰碁と詰将棋を載せてくれないかナ、と言つて、平野謙に叱られた。
立川文庫の夢の村私たちの少年時代には誰しも一度は立川文庫というものに読みふけったものである。
馬吉の思想は退歩主義というのである。
危険な関係(創元社からでる由)ラクロ著マノンレスコオ(春陽堂文庫)プレボオ著一、娼婦とか妖婦といはれる女達の徳性に就て、家庭婦人に読み、考へていたゞきたいのです。
寺院に特殊な生活があるとすれば禁欲生活より外にはないと思われます。
さわやかで、明るい、静かな物語をかこう。
この小説は「新潮」三、五、六、七月号所載の「にっぽん物語」第一章、その一「スキヤキから一つの歴史がはじまる」につゞくものであります。
五十ちかい年で初子が生れると、てれたり、とまどったりするばかりで育児については無能である。
去年ゴルフをはじめてから丈夫になった。
貴方は南国の傀儡(くぐつ)を御存じですか?(と物識りの旅行家が私に話してきかせました)文楽の舞台に比べては余り原始的でみすぼらしいものの、まことの名人気質と名も知られない人形造りが一心こめて残した霊妙な人形はむしろ棄てられた傀儡師に伝へられてゐるのです。
この小説は今までの新聞小説といくらか違って、場面や事件が時間的な順を追うて展開せず、心理の流れに沿うて、時間的にも前後交錯し、場面と人物も常に変転交錯しつゝ展開して行きます。
フランスは巴里の保存のために祖国の運命を賭けたといふ。
私は抗議も弁明も好まない。
挨拶予告して申し上げるほどの言葉はまだないのです。
近頃は劇も映画も一夜づくりの安物ばかりで、さながら文化は夜の街の暗さと共に明治時代へ逆戻りだ。
ふるさとの雪国でこんな雑誌がでゝゐるかと思ふと、それだけでたのしい思ひになります。
短評読みましたが、正面からの批評ではないので、あれを手掛りに返事のしやうもありません。
日本文学の確立といふことは戦争半世紀以前から主要なる問題であつた。
不平、希望、有るといへば多々ありますけれど、小さなことでごて/\言ひたくありません。
先日ある新聞にラジオだのアナウンサーだのといふ外来語を使用するのは怪しからんと論じてゐる人があつた。
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