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槙本楠郎の全作品

青空文庫で公開されている槙本楠郎の全作品19篇を、おすすめ人気順で表示しています。

1〜19件 / 全19件
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父もやられた兄ちやんもおつ母も出たきりもどりやせん四つ五つ寝るまでは晝(ひる)もとなりで遊んだがなれりやどこだつておら平氣本部の段々で見張りだぞイの字のつくやつやつて來(こ)いスの字のつくやつやつて來(こ)いおいらの見張りはきびしいぞしつぽを見つけて馬乘りだワンと吠(ほ)え、ワンと吠(ほ)えこら犬め...
おいらの兄さん兵隊さんしつかりおしよ、氣(き)をおつけ――右向け、右ツ前エ進めツ!金持アうしろで手を叩(たた)く(あぶない/\、××の的)おいらの兄さん、兵隊さんしつかりおしよ、氣(き)をおつけ――左向け、左ツ前エ進めツ!金持アうしろで手を叩(たゝ)く(あぶない/\、××の的)おいらの兄さん、兵隊さんしつかりおしよ、氣(き)をおつけ――廻(まは)れエ、右ツ...
まるで野中の鶏小舎を襲う野犬のように奴等は一言も吠えず踏込んで来た寝ていた兄はガバとはね起き突嗟に雨戸を押倒して奴等を踏みつけたけれど奴等は一人ではなかったすぐ躍りかかる奴があった兄は組み敷かれた兄は引っ立てられた奴等は遂に兄をかっぱらって行ってしまったのだそれは今朝の五時頃だったうす明りの今藁屋根に下る牙のような氷柱はしずかにとけて唇を指ではじくようなしめっぽいやわらかい音を立てて...
つばめは、まいあさ早く、すずしいたんぼの上へ、ツーイ/\ととんで来ました。
おふくろよおれはおまえまでそうかわっていようとはおもわなかったまえばが一ぽんしかのこっていなかったというのではないあたまがまっしろになっていたからというのでもないまたこしがひんまがっていたからというのでもむろんないおふくろよおれはあのばんおまえがもりあげてだしてくれるむぎめしのしみてざくろのみのようにポツポツするやつをやぶれしょうじのなかにはったねまきのまえでかきこ...
男の子たちはみんな、体中まつ黒にしたいと思ひました。
きれいな、えひがさのようなお月さまが、ぽっかりと東の空にうかんで、ひろい田んぼはクリーム色にかすんでいました。
にぎやかな電車通の裏に、川に沿つた静かな柳の並木道があります。
公園の中の子供プールには、朝八時ごろから、もう泳ぎがはじまつてゐました。
一、プロレタリア童謠は如何に活用され得る性質のものであるか?無論、「煽×、宣×、組織の言葉」を標語とするプロレタリア詩の一分化であるから、當然プロレタリア[#「プロレタリア」は底本では「プロレリタア」]童謠はプロレツト・カルトに役立つべきものである。
びつくりするほど冷たい井戸水を、ザブ/\と二つのバケツに一ぱい汲(く)むと、元気な槇(まき)君はそれを両手にさげて、廊下から階段を登つて、トツトと自分の教室へ帰つて来ました。
有一君は四年生で、真奈ちやんは二年生です。
「おい/\、みんな、よう聞け。
新しいランドセルを脊負ひ、新しい草履袋をさげて、一年生の進ちやんは、元気よく学校から帰つて来ました。
今日は、ひとつ、私の子供の時分――小学校時代のことを話しませう。
汽車のやうな郊外電車が、勢ひよくゴッゴッゴッゴッと走つて来て、すぐそばの土堤の上を通るごとに、子供達は躍り上つて、思はず叢(くさむら)から手を挙げました。
「こどもクラブ」では、日曜日ごとに、朝の九時半から正午まで、子供会がありました。
「来た来た!」「やあ、来たぞ来たぞ!」「汽車だ汽車だ!」「みんな用意をしろツ!この汽車には張作霖が乗つてるんだぞツ!」子供たちは線路の中に躍り上りました。
プロレタリアの少年少女へ貧しい子供たちよ。
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