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児童書版

首を失った蜻蛉

佐左木俊郎
『首を失った蜻蛉』は青空文庫で公開されている佐左木俊郎の短編作品。5,210文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内   5,210 文字
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書き出し
薊(あざみ)の花や白い山百合の花の咲いている叢(くさむら)の中の、心持ちくだりになっている細道を、煙草を吸いながら下りて行くと、水面が鏡の面のように静かな古池があって、岸からは雑草が掩(おお)いかかり、中には睡蓮の花が夢の様に咲いている。
初出
底本
「佐左木俊郎選集」英宝社, 1984(昭和59)年4月14日
表記
新字新仮名
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