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TOP 永井荷風 中編(60分以内)

60分以内で読める永井荷風の中編作品

青空文庫で公開されている永井荷風の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編11作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(12,001〜24,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜11件 / 全11件
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われは病いをも死をも見る事を好まず、われより遠けよ。
その年の二百十日はたしか涼しい月夜であった。
荷風年四十有二正月元旦。
荷風年四十三正月元日。
荷風歳四十正月元日。
どうしても心から満足して世間一般の趨勢に伴って行くことが出来ないと知ったその日から、彼はとある堀割のほとりなる妾宅にのみ、一人倦(う)みがちなる空想の日を送る事が多くなった。
兼太郎は点滴の音に目をさました。
『矢筈草』と題しておもひ出るままにおのが身の古疵かたり出でて筆とる家業の責ふさがばや。
なにがしと呼ぶ婦人雑誌の編輯人しばしばわが廬(ろ)に訪ひ来りて通俗なる小説を書きてたまはれと請ふこと頻なり。
昭和二年の雨ばかり降りつづいている九月の末から十月のはじめにかけて、突然僕の身の上に、種類のちがった難問題が二つ一度に差し迫って来た。
身をせめて深く懺悔するといふにもあらず、唯臆面もなく身の耻とすべきことどもみだりに書きしるして、或時は閲歴を語ると号し、或時は思出をつづるなんぞと称へて文を売り酒沽(か)ふ道に馴れしより、われ既にわが身の上の事としいへば、古き日記のきれはしと共に、尺八吹きける十六、七のむかしより、近くは三味線けいこに築地へ通ひしことまでも、何のかのと歯の浮くやうな小理窟つけて物になしたるほどなれば、今となりてはほとほと書くべきことも尽き果てたり。
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