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児童書版

水のながれ

永井荷風
『水のながれ』は青空文庫で公開されている永井荷風の短編作品。2,056文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内   2,056 文字
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書き出し
戦争後、市川の町はずれに卜居したことから、以前麻布に住んでいた頃よりも東京へ出るたびたび隅田川の流れを越して浅草の町々を行過る折が多くなったので、おのずと忘れられたその時々の思出を繰返して見る日もまた少くないようになった。
初出
底本
「荷風随筆集(上)」岩波文庫、岩波書店, 1986(昭和61)年9月16日
表記
新字新仮名
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