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30分以内で読める和辻哲郎の短編作品

青空文庫で公開されている和辻哲郎の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編28作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(4,001〜12,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
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問題にしない時にはわかり切ったことと思われているものが、さて問題にしてみると実にわからなくなる。
私がここに観察しようとするのは、「偶像破壊」の運動が破壊の目的物とした、「固定観念」の尊崇についてではない。
夏目先生の大きい死にあってから今日は八日目である。
わたくしは東京大学の名誉教授ではない。
秋の雨がしとしとと松林の上に降り注いでいます。
我々は創作者として活らく時、その創作の心理を観察するだけの余裕を持たない。
自分にとっては、強く内から湧いて来る自己否定の要求は、自己肯定の傾向が隈(くま)なく自分を支配していた後に現われて来た。
芸術の検閲(大正十一年十一月)ロダンの「接吻」が公開を禁止されたとき、大分いろいろな議論が起こった。
大地震以後東京に高層建築の殖えて行った速度は、かなり早かったと言ってよい。
京都に足かけ十年住んだのち、また東京へ引っ越して来たのは、六月の末、樹の葉が盛んに茂っている時であったが、その東京の樹の葉の緑が実にきたなく感じられて、やり切れない気持ちがした。
わたくしが初めて西田幾多郎という名を聞いたのは、明治四十二年の九月ごろのことであった。
関東大震災の前数年の間、先輩たちにまじって露伴先生から俳諧の指導をうけたことがある。
五、六年前のことと記憶する。
我々の生活や作物が「不自然」であってはならないことは、今さらここに繰り返すまでもない。
ある雨の降る日、私は友人を郊外の家に訪ねて昼前から夜まで話し込んだ。
私は近ごろ、「やっとわかった」という心持ちにしばしば襲われる。
藤村は非常に個性の強い人で、自分の好みによる独自の世界というふうなものを、おのずから自分の周囲に作り上げていた。
麦積山の調査が行なわれたのは四年ほど前で、その報告も、すぐその翌年に出たのだそうであるが、わたくしはついに気づかずにいた。
自分は現代の画家中に岸田君ほど明らかな「成長」を示している人を知らない。
日本文化協会の催しで文楽座の人形使いの名人吉田文五郎、桐竹紋十郎諸氏を招いて人形芝居についての講演、実演などがあった。
講和近づけりという噂がある。
歌舞伎芝居や日本音曲は、徳川時代に完成せられたものからほとんど一歩も出られない。
青春を通り越したというのでしきりに残り惜しく感じている人があるようですが、私はまだその残り惜しさをしみじみ感ずるほどな余裕をもっていません。
蓮(はす)の花は日本人に最も親しい花の一つで、その大きい花びらの美しい彎曲線や、ほのぼのとした清らかな色や、その葉のすがすがしい匂いや肌ざわりなどを、きわめて身近に感じなかった人は、われわれの間にはまずなかろうと思う。
偶像破壊が生活の進展に欠くべからざるものであることは今さら繰り返すまでもない。
遠望であるから細かいところは見えないものと承知していただきたい。
ロシアの都へ行く旅人は、国境を通る時に旅行券と行李とを厳密に調べられる。
過去の生活が突然新しい意義を帯びて力強く現在の生活を動かし初めることがある。
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