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吉川英治の全作品

青空文庫で公開されている吉川英治の全作品130篇を、おすすめ人気順で表示しています。

1〜50件 / 全130件
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黄巾賊後漢の建寧元年のころ。
三国志は、いうまでもなく、今から約千八百年前の古典であるが、三国志の中に活躍している登場人物は、現在でも中国大陸の至る所にそのまま居るような気がする。
下天地蔵まだ除夜の鐘には、すこし間がある。
鈴――どうなるものか、この天地の大きな動きが。
偽忠狼心曹操を搦(から)めよ。
初版が出たのさえ十数年前だった。
蜂の巣太鼓櫓の棟木の陰へ、すいすいと吸いこまれるように、蜂がかくれてゆく、またぶーんと飛び出してゆくのもある。
巫女「なに、無条件で和睦せよと。
出廬十年語り合っても理解し得ない人と人もあるし、一夕の間に百年の知己となる人と人もある。
関羽千里行時刻ごとに見廻りにくる巡邏の一隊であろう。
生ける験ありこの正月を迎えて、謙信は、ことし三十三とはなった。
煩悩攻防戦呂布は、櫓(やぐら)に現れて、「われを呼ぶは何者か」と、わざと云った。
夜魔昼魔安治川尻に浪が立つのか、寝しずまった町の上を、しきりに夜鳥が越えて行く。
日輪呉侯の妹、玄徳の夫人は、やがて呉の都へ帰った。
中原を指して蜀(しょく)の大軍は、※陽(はよう)(陝西省・※県(べんけん)、漢中の西)まで進んで出た。
古人を観るのは、山を観るようなものである。
骨を削るまだ敵味方とも気づかないらしいが、樊城の完全占領も時の問題とされている一歩手前で、関羽軍の内部には、微妙な変化が起っていたのである。
降参船「この大機会を逸してどうしましょうぞ」という魯粛の諫(いさ)めに励まされて、周瑜もにわかにふるい起ち、「まず、甘寧を呼べ」と令し、営中の参謀部は、俄然、活気を呈した。
馬と兵と女七月の上旬である。
吉岡染明日は知れないきょうの生命また、信長も謡った――人間五十年、化転のうちをくらぶれば、夢まぼろしの如くなりそういう観念は、ものを考える階級にも、ものを考えない階級にもあった。
第一章三人男「犬がうらやましい。
諸葛菜三国鼎立の大勢は、ときの治乱が起した大陸分権の自然な風雲作用でもあったが、その創意はもともと諸葛孔明という一人物の胸底から生れ出たものであることは何としても否みがたい。
枯野見丹波街道の長坂口は、指さして彼方に望むことができる。
春告鳥ここは、鶯(うぐいす)の名所。
西瓜伏見桃山の城地を繞(めぐ)っている淀川の水は、そのまま長流数里、浪華江の大坂城の石垣へも寄せていた。
普賢木曾路へはいると、随所にまだ雪が見られる。
鼻の白粉一夜、ある映画館で私はつい飛んでもない自分の阿呆をあたりのつつましい観客たちに暴露していた。
弟の窓・兄の窓紺屋の干し場には、もう朝の薄陽が映している。
御子と女奴原始のすがたから、徐々に、人間のすむ大地へ。
乱鳥図都は紅葉しかけている。
民衆の上にある英雄と、民衆のなかに伍(ご)してゆく英雄と、いにしえの英雄たちにも、星座のように、各※(とう)の性格と軌道があった。
序曲、百八の星、人間界に宿命すること頃は、今から九百年前。
伊太利珊瑚うす寒い秋風の町角に、なんの気もなく見る時ほど思わず目のそむけられるものは、女の呪詛をたばねたような、あのかもじのつり看板です。
石の降る夜古市の朝は、舟の櫓音やら車の音で明けはじめる。
新春太平綺語おそらく、十代二十代の人には一笑にも値しまい。
先ごろは、親鸞聖人の大遠忌があり、今夜も親鸞聖人についてご関心の深い、またご信仰の深い皆さまのお集まりと思うのでありますが、私はそうした皆さまにお話し申し上げるほどの何も持っていないんです。
はしがきどうも、序文というよりは、これは“おことわりがき”になりそうです。
折々の記世の“名ヅケ子”子が生まれる。
山門の二皇子ここで日と月は、少し以前へもどるが。
国土病む直義は残って、なお重臣たちと、今後の方針をかためあった。
罪の暦先帝後醍醐の隠岐遠流。
飢餓山河「彦太承知だの」「む、行く」「二十日の寄合いにゃ、きっと、顔を出してくれや。
「――お待ちかねでいらっしゃる。
幸福人あの座敷に寝ころんで見たら、房総の海も江戸の町も、一望であろうと思われる高輪の鶉坂に、久しくかかっていた疑問の建築が、やっと、この秋になって、九分九厘まで竣工た。
雪千丈「佐どの」「佐どのうっ」「おおういっ」すさぶ吹雪の白い闇にかたまり合って、にわかに立ち止まった主従七騎の影は、口々でこう呼ばわりながら、佐殿のすがたを血眼でさがし始めた。
題して剣の四君子という。
勝負の壇正成は弓杖をつき、すこし跛(びっこ)をひいていた。
大江山不破から西は、一瀉千里の行軍だった。
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