ブンゴウサーチ

ブンゴウサーチは、青空文庫の作品を読了時間で検索できるサービスです。

児童書版このサイトについて

TOP 吉川英治中編（60分以内）増長天王

増長天王

吉川英治

『増長天王』は青空文庫で公開されている吉川英治の中編作品。13,224文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。

文字数

60分以内 13,224 文字

人気

411 PV

書き出し

山目付こんな奥深い峡谷は、町から思うと寒い筈だが、案外冷たい風もなく、南勾配を選って山歩きをしていると草萌頃のむしむしとする地息に、毛の根が痒（かゆ）くなる程な汗を覚える。

初出

1927年 (「サンデー毎日　春季特別号」1927（昭和2）年4月1日)

底本

「治郎吉格子　名作短編集（一）」吉川英治歴史時代文庫、講談社, 1990（平成2）年9月11日

表記

新字新仮名

※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。

メールで分割して読む青空文庫で読む Amazonで探す

吉川英治の人気作品

黄巾賊後漢の建寧元年のころ。

三国志は、いうまでもなく、今から約千八百年前の古典であるが、三国志の中に活躍している登場人物は、現在でも中国大陸の至る所にそのまま居るような気がする。

私本太平記

下天地蔵まだ除夜の鐘には、すこし間がある。

鈴――どうなるものか、この天地の大きな動きが。

中編（60分以内）の人気作品

第一夜こんな夢を見た。

石炭をば早や積み果てつ。

函館なる郁雨宮崎大四郎君同国の友文学士花明金田一京助君この集を両君に捧ぐ。

男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。