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児童書版

詩諷 大江鉄麿諷射宣言

槙村浩
『詩諷』は青空文庫で公開されている槙村浩の短編作品。493文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内   493 文字
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書き出し
「われ/\は諷射しよう!」と詩人大江鉄麿は、幅広いこめかみを引きつけて吃りながら言った「保留と伏字の泥沼で、編輯者が自分で自分の評判を悪くしたとき犬の詩を書く代りに書かすことが、ジャーナリズムの紹介業者たちの仕事となっているときわれ/\がみんな真面目な吃りであることを強いられているときわれ/\は正確に、そして効果的に吃ろう!刺すことは、敵の一卒を倒すだろうだが散兵壕はいま大量屠殺のまっさいちゅうだわれ/\が射程を拡大しなけ...
初出
底本
「槇村浩詩集」平和資料館・草の家、飛鳥出版室, 2003(平成15)年3月15日
表記
新字新仮名
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