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海野十三の全作品(2ページ目)

青空文庫で公開されている海野十三の全作品175篇を、おすすめ人気順で表示しています。

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この書は、僕の科学小説集の第三冊目にあたる。
人暦一万九百四十六年十三月九日本日を以て地球は原子爆弾を惹起し、大爆発は二十三時間に亘って継続した後、地球は完全にガス状と化す。
こう暑くなっては、科学者もしぶしぶと実験室から匍(は)い出さずにはいられない。
(×月×日、スカパフロー発)余は本日正午、無事ロイヤル・オーク号に乗艦せるをもって、御安心あれ。
僕の友達で人格も高く、学問の上からも尊敬され、友人からも非常に尊敬されていた男があったんです。
みなさん、科学だって、時には気むずかしいことがありますよ。
キップの装置『さっきから気をつけていると、コトンコトンと、微かなリズミカルな音がしているね』と、彼は指を天井の方に立てて云うのであった。
本書は、僕がこれまでに作った科学小説らしいものを殆んど全部集めたものだ。
青い器械「これでいい。
その夜、テレビジョン研究室の鍵をかけて外に出たのが、もう十二時近かった。
ふしぎな器械「ぼく、生きているのがいやになった」三四郎が、おじさんのところへ来て、こんなことをいいだした。
廃工場の町少年たちは、遊び方に困っていたし、また遊ぶ場所もなかった。
一代の奇賊烏啼天駆と、頑張り探偵袋猫々との対峙も全く久しいものだ。
イー・ペー・エル研究所に絵里子をたずねた僕は、ついに彼女に会うことができず、そのかわり普段はろくに口をきいたこともない研究所長マカオ博士に手をとられんばかりにして、その室に招じられたものである。
ヒマラヤ越えこのふしぎな物語は旅客機ヤヨイ号が、ヒマラヤ山脈中に不時着した(?)事件から、はしなくも、くりひろげられる。
その頃の研究昭和五年から十年頃まで、わが國で、心靈研究がかなり盛んだつたことがある。
倉庫ぼくほど不幸なものが、またと世の中にあろうか。
北緯百十三度一分、東経二十三度六分の地点において、楊(ヤン)博士はしずかに釣糸を垂れていた。
上海四馬路の夜霧は濃い。
「われらの棲んでいる球形の世界が破壊するのはいつのことなのであろうか?天文学者の説くところによれば、これはわれらの世界が他の遊星と衝突し、われもかれもが煙のごとくに飛散して消滅するときがこの球形体の最後であろうが、それはおそらく今から数百億年後のことであろうという。
人造人間――1931年型である。
その早暁、まだ明けやらぬ上海の市街は、豆スープのように黄色く濁った濃霧の中に沈澱していた。
師走三日岡引虎松は、師走の三日をことのほか忌み嫌った。
某大国宰相の特使だと称する人物が、このたび金博士の許にやってきた。
これからわたくしの述べようとする身の上話を、ばかばかしいと思う人は、即座に、後を読むのをやめてもらいたい。
およそ新兵器の発明にかけては、今日世界に及ぶものなしと称せられる金博士が、とつぜん謎の失踪をとげた。
義弟の出獄烏啼天駆といえば、近頃有名になった奇賊であるが、いつも彼を刑務所へ送り込もうと全身汗をかいて奔走している名探偵の袋猫々との何時果てるともなき一騎討ちは、今もなお酣(たけなわ)であった。
蒸し暑い或る夜のこと、発明王金博士は、袖のながい白服に、大きなヘルメットをかぶって、飾窓をのぞきこんでいた。
自動車用ペンキ爆弾これは特種の赤ペンキをタップリ含んでいるピンポン球ぐらいの小球にして、叩きつけると、すぐ、壊れるものなり。
第一景勉強組合△騒然たる中学校の教室の音響――「やい亀井」「なんだ松岡」「随分黒いぞ」「黒くておかしいかい。
チャーチルが、その特使の出発に際して念を押していった。
深夜の事件黒眼鏡に、ひどい猫背の男が、虎猫色の長いオーバーを地上にひきずるようにして、深夜の町を歩いていた。
なにがさて、例の金博士の存在は、現代に於ける最大奇蹟だ。
これは或るスパイ事件だ。
大上海の地下を二百メートル下った地底に、宇宙線をさけて生活している例の変り者の大科学者金博士のことは、かねて読者もお聞き及びであろう。
なにか読者諸君が吃驚するような新しいラジオの話をしろと仰有るのですか?そいつは弱ったな、此の頃はトント素晴らしい受信機の発明もないのでネ。
銀座の舗道から、足を踏みはずしてタッタ百メートルばかり行くと、そこに吃驚するほどの見窄らしい門があった。
二少年みなさん、ジミー君とサム君とを、ご紹介いたします。
国際都市私たちは、暫くの間リスボンに滞在することになった。
それじゃ今日は例の話をいよいよすることにしますかな。
浅草寺の十二時の鐘の音を聞いたのはもう半時前の事、春の夜は闌(た)けて甘く悩しく睡っていた。
暗闇の中の声奇賊烏啼天駆と探偵袋猫々の睨(にら)み合いも久しいものである。
軍港を出た五潜水艦謎の航路はどこまで「波のうねりが、だいぶ高くなって来ましたですな」先任将校は欄干につかまったまま、暗夜の海上をすかしてみました。
ルパン式盗難その朝、志々戸伯爵は、自分の書斎に足を踏み入れるや、たちまち大驚愕に襲われた。
近頃での一番さむい夜だった。
東京の学校が休みになったので、彦太少年は三月ぶりに木谷村へ帰って来た。
第一回はしがき題して南太平洋科學風土記といふが、實は私が報道班員として南太平洋に勤務してゐた時に見聞したあちらの事情を、科學の目を通じて思ひ出すままにくり擴げようといふのである。
奇異の患者「ねえ、博士。
冒頭に一応断っておくがね、この話では、登場人物が次から次へとジャンジャン死ぬることになっている――というよりも「殺戮される」ことになっているといった方がいいかも知れない。
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