書き出し
靡け高く俺らの旗!凡ての工場の煙は消えろ広塲へ!広塲へ!氾濫の俺らの力が波うつながい搾取と鞭の下で誰が屈辱の涙をなめなかった?誰がお前とお前の子のために起たなかった!おお!苦闘の日の長い長いトンネルを思えブルジョアの指す太陽を見ることなく俺らの太陽に向って進んで行こう!圧制の鞭には団結の斧で示威で地上を揺がすのだ街頭へ!街頭へ!おお氾濫の力でメーデーに行け!(『戦旗』一九二...
初出
1928年
(「戦旗」1928年5月創刊号)
底本
「日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一)」新日本出版社, 1987(昭和62)年5月25日