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仲村渠
短編(5分以内)
沈め
沈め
仲村渠
『沈め』は青空文庫で公開されている仲村渠の短編作品。321文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
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書き出し
那覇港よその海民よ剽悍な気魄いまやなしああ美しい贈りものを!尾類が紅いどくを文身こむだらうよ人魚の肌へ鮫を、比目魚を、いらぶう、海豚を市をめぐつて海の族が酔うて痴れて酔ひ痴れておまへを誘ひにくるだらう泡盛の匂ひを古酒を撒いて!沈め沈め沈め海へ底へおまへの市の石垣が魚城の砦に役立つ日が来たそこで午睡をするがよい!おまへの午睡に役立つ日が来た海の中で黄いろ?赤いろ?百...
初出
底本
「沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ」国書刊行会, 1991(平成3)年6月6日
表記
新字旧仮名
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仲村渠
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