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新村出
短編(10分以内)
『広辞苑』自序
『広辞苑』自序
新村出
『『広辞苑』自序』は青空文庫で公開されている新村出の短編作品。3,382文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
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書き出し
いまさら辞典懐古の自叙でもないが、明治時代の下半期に、国語学言語学を修めた私は、現在もひきつづいて恩沢を被りつつある先進諸家の大辞書を利用し受益したことを忘れぬし、大学に進入したころには、恩師上田万年先生をはじめ、藤岡勝二・上田敏両先進の、辞書編集法およびその沿革についての論文等を読んで、つとに啓発されたのであった。
初出
1955年
(「広辞苑」岩波書店、1955(昭和30)年5月25日初版)
底本
「新村出全集第九巻」筑摩書房, 1972(昭和47)年11月30日
表記
新字新仮名
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『広辞苑』自序
新村出
いまさら辞典懐古の自叙でもないが、明治時代の下半期に、国語学言語学を修めた私は、現在もひきつづいて恩沢を被りつつある先進諸家の大辞書を利用し受益したことを忘れぬし、大学に進入したころには、恩師上田万年先生をはじめ、藤岡勝二・上田敏両先進の、辞書編集法およびその沿革についての論文等を読んで、つとに啓発されたのであった。
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新村出
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