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1時間〜で読める国枝史郎の長編作品

青空文庫で公開されている国枝史郎の作品の中で、おおよその読了目安時間が「1時間〜」の長編31作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(24,001文字〜の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜31件 / 全31件
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第一回土屋庄三郎は邸を出てブラブラ条坊を彷徨(さまよ)った。
藪原長者「福島は今日から馬市で、さぞまあ賑(にぎ)わうことだろう」「福島の馬市も馬市だが、藪原の繁昌はまた格別じゃ。
茜茶屋での不思議な口説ここは両国広小路、隅田川に向いた茜茶屋、一人の武士と一人の女、何かヒソヒソ話している。
この捕り縄はポンと右手がふところへはいり、同時に左手がヒョイとあがった。
蚤とり武士「蚤とりましょう。
観世縒りの人馬「飛天夜叉、飛天夜叉!」「若い女だということだね」「いやいや男だということだ」「ナーニ一人の名ではなくて、団体の名だということだ」「飛天夜叉組ってやつか」「術を使うっていうじゃアないか」「摩訶不思議の妖術をね」「宮方であることには疑がいないな」「武家方をミシミシやっつけている」「何がいったい目的なんだろう?」「大盗賊だということだが」「馬鹿を云え、勤王の士だよ」「武家方...
駕籠を襲う者天明五年十一月、三日の夜の深更であった。
夜にはあらじ霧ふかき昼なりき町は霧にて埋もれたり霧町に降り降りたる霧町を埋めたり日はあれど月より朧(おぼ)ろにて家あれど墓より陰影的なりき葬礼の列なりやそこに、ここに、行く者は?あらじ歩める人の群なりき昼の鐘遠くきこえ夜の鐘に似たれどもただ似たるなり霧ふかき町なれば鐘の音迷えるなり玩具屋ありき会堂ありき...
船中で僕達夫妻が支那見物をするべく秩父丸で神戸を出帆したのは四月の十九日の正午だった。
ここは浅草の奥山である。
熱病やみか狂人か私の負傷は癒えなかったけれど、故郷を出てから六月目に、それでもマドリッドへ帰って来た。
別るる恋「相手の権勢に酔わされたか!ないしは美貌に魅せられたか!よくも某を欺むかれたな!」こう罵ったのは若い武士で、その名を北畠秋安と云って、年は二十三であった。
女から切り出された別れ話天明六年のことであった。
「おいおいマリア、どうしたものだ。
女軽業の大一座が、高島の城下へ小屋掛けをした。
ここは大阪天満通の大塩中斎の塾である。
吉備彦来訪読者諸君よ、しばらくの間、過去の事件について語らしめよ。
「小豆島紋太夫が捕らえられたそうな」「いよいよ天運尽きたと見える」「八幡船の後胤もこれでいよいよ根絶やしか。
「将軍義輝が弑(しい)された。
[#ページの左右中央]この Exotic の一巻を三郎兄上に献ず、兄上は小弟を愛し小弟を是認し小弟を保護したまう一人の人なり。
ままごと狂女「うん、あの女があれなんだな」大髻(たぶさ)に黒紋付き、袴なしの着流しにした、大兵の武士がこういうように云った。
袖の中には?舞台には季節にふさわしい、夜桜の景がかざられてあった。
腰の物拝見「お武家お待ち」という声が聞こえたので、伊東頼母は足を止めた。
占われたる運命は?「お侍様え、お買いなすって。
「お侍様というものは……」女役者の阪東小篠は、微妙に笑って云ったものである。
第一回獣人「マドリッド日刊新聞」の記事……怪獣再び市中を騒がす。
消えた提灯、女の悲鳴「……雪の夜半、雪の夜半……どうも上の句が出ないわい」寮のあるじはつぶやいた。
木剣試合文政×年の初夏のことであった。
邪宗縁起十四の乙女久田姫は古い物語を読んでいる。
楽書きをする女京都所司代の番士のお長屋の、茶色の土塀へ墨黒々と、楽書きをしている女があった。
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