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児童書版

紅白縮緬組

国枝史郎
『紅白縮緬組』は青空文庫で公開されている国枝史郎の短編作品。11,734文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内   11,734 文字
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書き出し
「元禄の政は延喜に勝れり」と、北村季吟は書いているが、いかにも表面から見る時は、文物典章燦然と輝き、まさに文化の極地ではあったが、しかし一度裏へはいって見ると、案外諸所に暗黒面があって、蛆(うじ)の湧いているようなところがある。
初出
1924年   (「サンデー毎日 夏季増刊号」1924(大正13)年7月1日)
底本
「銅銭会事変 短編」国枝史郎伝奇文庫27、講談社, 1976(昭和51)年10月28日
表記
新字新仮名
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