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甲賀三郎の全作品

青空文庫で公開されている甲賀三郎の全作品19篇を、おすすめ人気順で表示しています。

1〜19件 / 全19件
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箱根山にかかると、車内も大分落着いて来た。
浜尾四郎君は鋭い頭の持主であった。
探偵小説界の怪物江戸川乱歩が出現して満十年、同じく怪物小栗虫太郎が出現した。
私が探偵小説を書いて見ようという気を起したのは疑いもなくコナン・ドイルのシャーロック・ホームズ物語の示唆である。
帝大土木科出身の少壮技術者の創設にかかるものでN・K・倶楽部というのがある。
親友?仇敵?疑問の洋装の女が、三映キネマの如月真弓!寺尾に示されたスチールで、それを発見した津村は唸った。
長い陰気な梅雨が漸く明けた頃、そこにはもう酷しい暑さが待ち設けて居て、流石都大路も暫くは人通りの杜絶える真昼の静けさから、豆腐屋のラッパを合図に次第に都の騒がしさに帰る夕暮時、夕立の様な喧(やかま)しい蝉の声を浴びながら上野の森を越えて、私は久し振りに桜木町の住居に友人の橋本敏を訪ねた。
稀(たま)に田舎に来ると実に好いなあと思う。
隠れた助力者道雄少年のお父さんは仁科猛雄と云って、陸軍少佐です。
もう十時は疾くに過ぎたのに、妻の伸子は未だ帰って来なかった。
辻川博士の奇怪な研究室は葉の落ちた欅(けやき)の大木にかこまれて、それらの木と高さを争うように、亭々として地上三十尺あまりにそびえている支柱の上に乗っていた。
夫の手記私はさっきから自動車を待つ人混みの中で、一人の婦人に眼を惹かれていた。
15西村電機商会主西村陽吉が変死を遂げてから二日目の朝、暁方からどんよりと曇っていた空は十時ごろになると粉雪をちらちら降らしはじめた。
奇怪な死人別荘――といっても、二昔も以前に建てられて、近頃では余り人が住んだらしくない、古めかしい家の中から、一人の百姓女が毬(まり)のように飛出して来た。
私は今でもあの夜の光景を思い出すとゾットする。
ええ、お話しするわ、あたしどうせお喋りだわ。
忍苦一年毛沼博士の変死事件は、今でも時々夢に見て、魘(うな)されるほど薄気味の悪い出来事だった。
秘密の上にも秘密にやった事だったが、新聞記者にかゝっちゃ敵わない、すぐ嗅ぎつけられて終った。
呪の手紙硝子戸越しにホカ/\する日光を受けた縁側へ、夥(おびたゞ)しい書類をぶち撒(ま)けたように敷散らして其中で、庄司利喜太郎氏は舌打をしながらセカ/\と何か探していた。
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