ブンゴウサーチ
児童書版

火の柱

木下尚江
『火の柱』は青空文庫で公開されている木下尚江の長編作品。123,897文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜   123,897 文字
人気
  389 PV
書き出し
序に代ふ是れより先き、平民社の諸友切りに「火の柱」の出版を慫慂(しようよう)せらる、而(しか)して余は之に従ふこと能はざりし也、三月の下旬、余が記名して毎日新聞に掲げたる「軍国時代の言論」の一篇、端なくも検事の起訴する所となり、同じき三十日を以て東京地方裁判所に公判開廷せらるべきの通知到来するや、廿八日の夜、余は平民社の編輯室に幸徳、堺(さかひ)の両兄と卓を囲んで時事を談ぜり、両兄曰(いは)く君が裁判の予想如何、余曰く時非なり、無罪の判決元より望むべからず、両兄...
初出
1904年   (「毎日新聞」1904(明治37)年1月1日~3月20日)
底本
「筑摩現代文学大系 5 徳冨蘆花・木下尚江・岩野泡鳴集」筑摩書房, 1977(昭和52)年8月15日
表記
新字旧仮名
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。