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佐藤惣之助の全作品

青空文庫で公開されている佐藤惣之助の全作品7篇を、おすすめ人気順で表示しています。

1〜7件 / 全7件
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もう一般に釣技といふ言葉が通じるなら、やがて釣道といふ言葉もあつてよい訳で、殊にその釣道の真諦、――と訊(たず)ねられると、実技の奥義は暫く措いて、何が人をさういふ風に引つけるか、夢中にするかといふと、どうも釣人の落ちゆくところは、あの得も云はれぬ感覚の反応にあるやうに思ふ。
最近の釣界の傾向として、唯釣ればいいといふ濫獲的な傾向が無くなつて、いかにして釣るかどうして釣れるか、といふ研究的な態度が多くなつて来たのは、先づ喜ぶべき傾向であらう。
フイロソフイストは、「人は考へる為めに生れて来た」といふが、われわれフアンテエジストは、「人は空想する為めに生れて来た」と云つてもよい程、用もない時は空想ばかり駛(はし)らせてゐる。
荒磯の春というものは、地上がまだ荒涼としている冬の内に、もうそろそろやって来ているのである。
夏の匂ひのする、夏の光りのある、夏の形体をもつてゐる魚――といつたら、すぐ鮎だ、鱚(きす)だ、鯛(たい)と鱸(すずき)だ。
最近都市居住者の中に、恐ろしい勢ひをもつて流行してゆくものの一つに「釣り」がある。
飛雄する東部亞細亞人の爲めにわれわれは今やらなければ駄目だ。
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