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二葉亭四迷の全作品

青空文庫で公開されている二葉亭四迷の全作品13篇を、おすすめ人気順で表示しています。

1〜13件 / 全13件
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浮雲はしがき薔薇(ばら)の花は頭に咲て活人は絵となる世の中独り文章而已(のみ)は黴(かび)の生えた陳奮翰の四角張りたるに頬返しを附けかね又は舌足らずの物言を学びて口に涎(よだれ)を流すは拙しこれはどうでも言文一途の事だと思立ては矢も楯(たて)もなく文明の風改良の熱一度に寄せ来るどさくさ紛れお先真闇三宝荒神さまと春のや先生を頼み奉り欠硯に朧(おぼろ)の月の雫(しずく)を受けて墨摺流す空のきおい夕立の雨の一しきりさらさらさっと書流せばアラ無情始末にゆかぬ浮雲めが艶しき月...
言文一致に就いての意見、と、そんな大した研究はまだしてないから、寧ろ一つ懺悔話をしよう。
私は今年三十九になる。
自分は此頃新聞社の勤務からして、創作に取掛つたが、此の創作は、或は観察に依りては家庭問題に関連して居るかも知れぬ、最初は女学生を主人公にと娑婆ツ気を出して、種々と材料を集めて見たが思ふやうに行かず、其れで今度は日露戦役後の大現象である軍人遺族――未亡人を主人公にして、一ツ創作を遣つて見ようと思ふと。
翻訳は如何様にすべきものか、其の標準は人に依って、各異ろうから、もとより一概に云うことは出来ぬ。
遺言状余死せば朝日新聞社より多少の涙金渡るべし此金を受取りたる時は年齢に拘らず平均に六人の家族に頭割りにすべし例せば社より六百円渡りたる時は頭割にして一人の所得百円となる計算也此分配法ニ異議ありとも変更を許さず右之通明治四十二年三月二十二日露都病院にて長谷川辰之助長谷川静子殿長谷川柳子殿遺族善後策これは遺言ではなけれど余死したる跡にて家族の者差当...
ネミローウ※[#小書き片仮名ヰ、387-上-3]チ、ダンチェンコ氏が日本のさる田舎の停車場で、何心なく汽車の窓から首を出すと、そこの柵外に遊んで居た洟垂らしの頑童共が、思ひがけず異人馬鹿と手を拍つて囃(はや)したので、氏は驚いて首を引込めた事がある。
人物の善悪を定めんには我に極美(アイデアル)なかるべからず。
社命を畏こまつて雲の彼方の露都を志し六月十二日雨持つ空の何となく湿つぽい夕弱妻幼児親戚の誰彼、さては新知旧識のなつかしき人々に見送られ新橋より大阪行の客となる。
エスペラントの話を聴きたい、よろしい、やりませう。
私は筆を執っても一向気乗りが為ぬ。
○四月二日、Oがうちへ泊りに来た。
私の文学上の経歴――なんていっても、別に光彩のあることもないから、話すんなら、寧そ私の昔からの思想の変遷とでもいうことにしよう。
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