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児童書版

旧聞日本橋 23 鉄くそぶとり(続旧聞日本橋・その二)

長谷川時雨
『旧聞日本橋』は青空文庫で公開されている長谷川時雨の短編作品。8,259文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内   8,259 文字
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書き出し
あんぽんたんとよばれた少女のおぼつかない記憶にすぎないが、時が、明治十六年ごろから多く廿年代のことであり、偶然にも童女の周囲が、旧江戸の残存者層であって、新文明の進展がおくれがちであったことなど、幾分記録されてよいものであったためか、先輩の推賞を得た拙著『旧聞日本橋』の稿を、ここにつづけることをよろこびといたします。
初出
底本
「旧聞日本橋」岩波文庫、岩波書店, 1983(昭和58)年8月16日
表記
新字新仮名
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