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児童書版

長谷川時雨
『春』は青空文庫で公開されている長谷川時雨の短編作品。3,935文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内   3,935 文字
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書き出し
今朝昨夜、空を通つた、足の早い風は、いま何處を吹いてゐるか!あの風は、殘つてゐたふゆを浚つて去つて、春の來た今朝は、誰もが陽氣だ。
初出
1936年   (今朝「令女界」1936(昭和11)年4月1日、昨今「文藝懇話會」1937(昭和12)年3月、ブルー・パイ「モダン日本」1937(昭和12)年7月1日、男に生れるのなら「現代」1933(昭和8)年3月)
底本
「桃」中央公論社, 1939(昭和14)年2月10日
表記
旧字旧仮名
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