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敗れし少年の歌へる

宮沢賢治
『敗れし少年の歌へる』は青空文庫で公開されている宮沢賢治の短編作品。247文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内   247 文字
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書き出し
ひかりわななくあけぞらに清麗サフィアのさまなしてきみにたぐへるかの惑星のいま融け行くぞかなしけれ雪をかぶれるびやくしんや百の海岬いま明けてあをうなばらは万葉の古きしらべにひかれるを夜はあやしき積雲のなかより生れてかの星ぞさながらきみのことばもてわれをこととひ燃えけるをよきロダイトのさまなしてひかりわなゝくかのそらに溶け行くとしてひるがへるきみが星こそかなしけれ。
初出
底本
「新修宮沢賢治全集 第六巻」筑摩書房, 1980(昭和55)年2月15日
表記
新字旧仮名
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