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豊島与志雄の全作品

青空文庫で公開されている豊島与志雄の全作品335篇を、おすすめ人気順で表示しています。

1〜50件 / 全335件
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一七八九年七月バスティーユ牢獄の破壊にその端緒を開いたフランス大革命は、有史以来人類のなした最も大きな歩みの一つであった。
「レ・ミゼラブル」の翻訳を私が仕上げたのは、ずいぶん以前のことである。
台湾の印象は、まず山と川から来る。
私と彼とは切っても切れない縁故があるのだが、逢うことはそう屡々ではない。
草野心平のことを、懇意な人々は心平さんと言う。
地球の両極地球は、自分でくるくる回転しながら、また大きく太陽のまはりを廻つてゐます。
或(ある)ところに、センイチといふ猟師がゐました。
がけの上のひろい庭に、大きな椎の木がありました。
朝早くから、子供たちは、みんな、政雄の所に集りました。
公園の占師南洋のある半島の港です。
守山未亡人千賀子さん私が顔を出すと、あなたはいつも擽ったいような表情をしますね。
むかし、インドのある町に、時々、飴うりの爺さんが出てきまして、子供たちにおもしろい話をしてきかせて、うまいまつ白な飴をうつてくれました。
晩春の頃だった。
悲しみにこそ生きむ楽しさにこそ死なむこの二つの文句が、どうしてこんなにわたしの心を乱すのであろうか。
むかし、関東地方を治めてゐた殿様がありまして、江戸に住んでゐられました。
坂の上の奥まったところにある春日荘は、普通に見かける安易なアパートであるが、三つの特色があった。
本書に収められてる文章は、大正十四年から昭和八年までの間に、折にふれて書かれたものである。
茲に収められてるものは、都会の知識階級のおかしな物語である。
短篇集を一冊まとめるについて、作品をあれこれ物色してるうちに、つい、近作ばかり集める結果となってしまった。
感想や随筆の類は、折にふれて書いてるようでいて、いざ一冊の書物にまとめるとなると、わりに分量が少いものである。
本書に収められてるものは、私が書いたすべての随筆や感想の中から選択されたものである。
戦乱の期間中、私は幾度か中華民国に旅して、おもに上海に滞留した。
ナポレオンの遺書――セント・ヘレナの島で、臨終より三週間ほど前に、彼が自ら口述し浄書したもので、現に文書保存局に原文が残っている――その遺書の中に、次のような一カ条がある。
本書に収められてる六つの小説は、みな、「近代伝説」として書かれたものである。
ここに収めた作品はみな、近代説話として書いたものばかりである。
大地に対するノスタルジーを忘失したる児等よ。
或る雑誌記者がこんなことを云った――「新進作家に少し書いて貰おうと思って、さて誰に頼んだらよいかと考えてみると、結局誰にしても同じだという気がして、考えるのも厄介になってくる。
――菊池君は屡々瞬きをする。
誰にも逢いたくない、少しも口が利きたくない、そしてただ一人でじっとしていたい。
夏の夜、私の書斎は、冬の夜よりも賑かだ。
幼時、正月のいろいろな事柄のうちで、最も楽しいのは、初夢を待つ気持だった。
中房温泉は、既に海抜四千八百尺余の高地にあって、日本アルプスの支脈に懐かれている。
寒中、東京湾内には無数の鴨がいる。
『死刑囚最後の日』Le dernier jour d'un condamn※ は、ヴィクトル・ユーゴー(Victor Hugo)の一八二九年の作である。
人の生活に最も大事なのは、自分の生を愛し慈むの感情である。
はて知らぬ遠き旅に上った身は――木影に憩うことをしないのだ。
平時にあっては、父親は子供たちにとって、一種の大きな友だちであり、且つ、雨露をしのぐ家屋のようなものである。
戯曲創作の場合には、その作者の頭に、一つの舞台がはっきり写っていなければいけない。
終戦後私は、普通の小説を少しく書き、近代説話と自称する小説を多く書いた。
「ジャン・クリストフ」は、初めカイエ・ド・ラ・キャンゼーヌ中の十七冊として発表され、次で十冊の書物として刊行されていたが、一九二一年に、改訂版四冊として再刊された。
私は動物が好きだ。
某氏ある時、年賀状の返信を書いていた。
昔は、逢魔の刻というのがいろいろあった。
月清らかな初夏の夜、私はA老人と連れだって、弥生町の方から帝大の裏門をはいり、右へ折れて、正門の方へぬけようとした。
時の区劃から云えば、正子が一日と次の日との境界であるけれども、徹夜する者にとっては、この境界は全く感じられない。
横須賀の海岸に陸から橋伝いに繋ぎとめられ、僅かに記念物として保存されている軍艦三笠を、遠くから望見した時、私は、日本海大海戦に勇名を馳せた軍艦のなれのはてに、一種の感懐を禁じ得なかった。
大正十二年の夏、私は深瀬春一君と北海道を旅し、九月一日には函館の深瀬君の家にいた。
北海道胆振国に、洞爺湖という湖水がある。
私の二階の書斎は、二方硝子戸になっているが、その硝子戸の或る場所に、夜になると、一匹の守宮が出て来る。
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