手紙 063 慶応三年四月二十七日　寺田屋お登勢あて

坂本竜馬

一、天下の政権を朝廷に奉還せしめ、政令宜しく朝廷より出づべき事。

坂本竜馬

凡嘗（カツ）テ本藩ヲ脱スル者及佗藩ヲ脱スル者海外ノ志アル者此隊ニ入ル運‐輸射‐利開‐柘［＃「開‐柘」の左に「ヒラキ」のルビ］投‐機本藩ノ応援［＃「応援」の左に「タスケ」のルビ］ヲ為スヲ以テ主トス今後自他ニ論ナク其志ニ従テ撰（エラン）テ入レ之ニ。

坂本竜馬

一筆啓上仕候。

坂本竜馬

この文ハ極大事の事斗ニて、け（（決））してべちや／＼シャベクリ（（饒舌））にハ、ホヽヲホヽヲいややの、けして見せられる（（ぬ））ぞへ六月廿日あまりいくか（（幾日））ゝけふのひハ忘れたり。

宮沢賢治

雨ニモマケズ風ニモマケズ雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ慾ハナク決シテ瞋ラズイツモシヅカニワラッテヰル一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベアラユルコトヲジブンヲカンジョウニ入レズニヨクミキキシワカリソシテワスレズ野原ノ松ノ林ノ※ノ小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ東ニ病気ノコドモアレバ行ッテ看病シテヤリ西ニツカレタ母アレバ行ッテソノ稲ノ朿ヲ［＃「...

梶井基次郎

桜の樹の下には屍体が埋まっている！これは信じていいことなんだよ。

芥川竜之介

僕は或初夏の午後、谷崎氏と神田をひやかしに出かけた。

宮沢賢治

あかいめだまのさそりひろげた鷲のつばさあをいめだまの小いぬ、ひかりのへびのとぐろ。