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南方熊楠の全作品

青空文庫で公開されている南方熊楠の全作品25篇を、おすすめ人気順で表示しています。

1〜25件 / 全25件
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(一)名義の事虎梵(ぼん)名ヴィヤグラ、今のインド語でバグ、南インドのタミル語でピリ、ジャワ名マチャム、マレー名リマウ、アラブ名ニムル、英語でタイガー、その他欧州諸国大抵これに似おり、いずれもギリシアやラテンのチグリスに基づく。
最初、明治三十九年十二月原内相が出せし合祀令は、一町村に一社を標準とせり。
(南方閑話にも收めたれど、一層増補したる者を爰に入る)建築土工等を固めるため人柱を立てる事は今も或る蕃族に行なはれ其傳説や古蹟は文明諸國に少なからぬ。
『古今要覧稿』巻五三一に「およそ十二辰に生物を配当せしは王充の『論衡』に初めて見たれども、『淮南子』に山中未の日主人と称うるは羊なり、『荘子』に〈いまだかつて牧を為さず、而して※(みは)奥に生ず〉といえるを『釈文』に西南隅の未地といいしは羊を以て未に配当せしもその由来古し」と論じた。
五年九号四二頁に宮本君が書いた、周防大島願行寺にむかし住んだ、非常に強記な僧の話は、和漢諸方に古来類話が多い。
伝説隙行く駒の足早くて午の歳を迎うる今日明日となった。
第1図野兎第2図熟兎第3図岩兎この一篇を綴(つづ)るに先だち断わり置くは単に兎と書いたのと熟兎と書いた物との区別である。
十二月(大正十一年)初め博文館から「イノシシノゲンコハヤクオクレ」と電信あり、何の事か判らず左思右考するに、上総で蕨(わらび)を念じ、奥州では野猪の歌を唱えて蝮蛇の害を防ぐとか。
晋の宗懍の『荊楚歳時記』註に魏の董※(とうくん)の『問礼俗』に曰く、正月一日を鶏と為し、二日を狗(いぬ)と為し、三日を羊、四日を猪(い)、五日を牛、六日を馬、七日を人と為す。
佛領西亞非利加のロアンゴの民、以前信ぜしは、其地の術士人を殺し咒して其魂を使ふに日々鹽入れず調へたる食を供ふ。
明けまして子年となると、皆様一斉に鼠を連想する。
元祿三年版枝珊瑚珠は江戸咄の元祖鹿野武左衞門を初め浮世繪師石川流宣等の噺を集めた物。
(一)概言一条摂政兼良公の顔は猿によく似ていた。
祝文當今開化文明ノ域ニ進入シ、積年ノ舊慣陋習ヲ一洗シ、文學ノ大ニ行ハルヽヤ、僻陬ノ村落ト雖モ聖教ニ沐シ、徳化ニ浴セサルハ無ク、各其業トスル所ヲ得ル。
人類學雜誌二九卷十二號四九五―七頁に誓言(英語で Swearing)の事を述べたが、爰には詛言(英語で Curse)に就て少しく述よう。
クベラ、又クピラが毘沙門天の異名なる由は、佛教大辭彙卷一倶肥羅天の條既に述べある。
「張り交ぜの屏風ひつじの五目飯」てふ川柳がある。
南洋ニュウブリツン土人の説に、犬はもと直立して歩み甚だ速やかに走って多くの人を殺した。
誰も知つた信州姨捨山の話の外に伊豆にも棄老傳説があると云ふのは(郷土研究三の二四三)棄てられた老人には氣の毒だが、史乘に見えぬ古俗を研究する人々には有益だ。
丙寅三號五葉裏に黒井君は『南方熊楠氏は毘沙門の名號に就てと題して曰く「此神、前世夜叉なりしが[#「夜叉なりしが」は底本では「夜叉りしが」]、佛に歸依して沙門たりし功徳により、北方の神王に生れ變つた云々」と書れたが、此事件を信じて居るから申したので有うが、小生の立場からは些の價値がないのである云々。
英譯 Ratzel,‘The History of Mankind,’ 1896 vol. ※, p. 164. に東西兩半球間過去の交通を論じ、「日本と支那より西北亞米利加に漂著せる人あり。
「易の占いして金取り出だしたること」と題して『宇治拾遺』に出た話は、旅人が大きな荒れ家に宿を求むると、内には女一人しかないらしく、快くとめてくれた。
今年は気候不順でさきおくれた花が多く、又、秋開く花が初夏から盛りをるのもあるが、兎に角自分の家庭には石竹科の花がいと多く咲き乱れをる。
昭和九年六月の本誌(ドルメン)三〇頁に「又四五十年前三好太郎氏話に、夏の早朝、大阪の城※[#「土へん+皇」、U+582D、1-4]え、屡ば相場師が來て、水に臨んで喫烟し乍ら蓮の花の開くをまち、其音を聽て立去たと、其を聽て何にするかを聞なんだ、子細のある事か、識者の高教をまつ」と書置たが、一向高教は出なんだ。
話の本文この話は予の知るところでは、『太平記』十五巻に出たのが最も古い完全な物らしい、馬琴の『昔語質屋庫』二に、ある書にいわくと冒頭して引いた文も多分それから抄出したと見える。
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