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夢野久作の全作品(3ページ目)

青空文庫で公開されている夢野久作の全作品154篇を、おすすめ人気順で表示しています。

101〜150件 / 全154件
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「アヤカシの鼓」当選後の所感を書けとのことですが、只今のところ私のあたまは諸大家の御評を拝してすっかりたたきつけられていまして、いくらか残っていた自画自讃みたような気もちまでもパンクしてしまったばかりのところなので、所感なぞいう気もちにはとてもなれません。
美代子さんは綺麗な可愛らしい児でしたが、ひとの口真似をするので皆から嫌われていました。
すべて無字幕、説明なしで、手だけを中心とし、その他の物体は、手の背景としてうつす。
探偵小説はジフテリヤの血清に似ている。
三太郎君は勉強に飽きて裏庭に出ました。
探偵小説が下火になって来た。
能ぎらい日本には「能ぎらい」と称する人が多い。
謡曲嫌いの事世の中には謡曲嫌いと称する人が大層多くて、到る処謡曲の攻撃を為て廻わって、甚だしきに到っては謡曲亡国論なぞを唱える人がある。
ぷろふいる誌、九月号所載、甲賀三郎氏の「探偵小説講話」末尾に於て、特に私が文芸通信誌上に書いた「探偵小説の真使命」と称する一文のために「夢野久作君に問う」の一項を設けられたについて御回答申上る事を近頃の欣快とし且つ光栄とするところである。
桐(きり)の青葉が蝙蝠(こうもり)色に重なり合って、その中の一枚か二枚かが時折り、あるかないかの夕風にヒラリヒラリと踊っている。
実さんの精神分析と言っても、私が実さんの精神を分析するのじゃない。
玉雄と照子は兄妹で毎日仲よく連れ立って、山を越えて向うの学校に通って、帰りも仲よく一所になって帰って来ました。
あるところに一人のオクサマがありました。
一人の乞食の小僧が山の奥深く迷い入って、今まで人間の行った事のない処まで行くと、そこに猿の都というものがあった。
意外な夢遊探偵一方、星田代二と別れた雑誌記者の津村は、殆んど逃げる様にして新橋駅構内を出た。
チエ子は奇妙な児であった。
ある所にアア、サア、リイという三人の兄弟がありました。
昭和九年四月一日の午前十時頃、神奈川県川崎の警察署へ新聞記者が五六人集まって、交通巡査から夕刊記事を貰っていた。
法医学者の不平を話せ。
睦田老巡査はフト立ち止まって足下を見た。
昭和×年の十月三日午後六時半。
芝居狂冒険夢野久作「末期(いまわ)の際(きわ)にタッタ一言……タタタ、[#底本では「、」が脱落]タッタ一言……コレエ……」万平は板を並べ換える片手間に、奇妙な声を出して頭を振り立てた。
俺の刑事生活中の面白い体験を話せって云うのか。
元の日活会社長S・M氏といったら、その方面の古い関係者は大抵知っているであろう。
どこか遠くで一つか二つか鳴るボンボン時計の音を聞くと、睡むられずにいた玲子はソッと起上った。
脱獄囚の虎蔵は、深夜の街道の中央に立ち悚(すく)んだ。
外はスゴイ月夜であった。
まだ警察の仕事の大ザッパな、明治二十年頃のこと……。
私は「完全な犯罪」なぞいうものは空想の一種としか考えていなかった。
この話の中に活躍する延寿国資と、金剛兵衛盛高の二銘刀は東京の愛剣家、杉山其日庵氏の秘蔵となって現存している。
妾(わたし)は今、神戸海岸通りのレストラン・エイシャの隅ッこに、ちょこりんと腰をかけている。
人皇百十六代桃園天皇の御治世。
上地の底の遠い遠い所から透きとおるような陰気な声が震え起って、斜坑の上り口まで這上って来た。
その空を飛ぶパラソル水蒸気を一パイに含んだ梅雨晴れの空から、白い眩(まぶ)しい太陽が、パッと照り落ちて来る朝であった。
「アッハッハッハッハッ……」冷めたい、底意地の悪るそうな高笑いが、小雨の中の片側松原から聞こえて来た。
大戦後の好景気に煽られた星浦製鉄所は、昼夜兼行の黒烟を揚げていた。
船長の横顔をジッと見ていると、だんだん人間らしい感じがなくなって来るんだ。
――これは外国のお話――「ゲーッ。
昭和二年の二月中旬のこと……S岳の絶頂の岩山が二三日灰色の雲に覆われているうちに、麓の村々へ白いものがチラチラし始めたと思うと、近年珍らしい大雪になった。
材木の間から――1――飯田町附近の材木置場の中に板が一面に立て並べてあった。
……俺はどうしてコンナ処に立ち佇(ど)まっているのだろう……踏切線路の中央に突立って、自分の足下をボンヤリ見詰めているのだろう……汽車が来たら轢(ひ)き殺されるかも知れないのに……。
ああ……すっかり酔っちゃったわ。
残怨白紅花盛余多人切支丹寺「ふうん読めんなあ。
昭和×年四月二十七日午後八時半……。
はしがきこの一文は目下、埃及のカイロ市で外科病院を開業している芬蘭(ポーランド)[#「芬蘭」はママ]生まれの独逸医学博士、仏蘭西文学博士オルクス・クラデル氏が筆者に送ってくれた論文?「戦争の裡面」中の、戦場描写の部分である。
法医学的な探偵味を含んだ、且つ、残忍性を帯びた事件の実話を書けという註文であるが、今ここに書く事件は、遺憾ながら左の三項について、その筋に残っている公式の記録、もしくは筆者のノートと相違している筈である。
前篇「草川の旦那さん。
……聖書に曰(いわ)く「もし汝(なんじ)の右の眼、なんじを罪に陥さば、抉(えぐ)り出してこれを棄てよ……もし右の手、なんじを罪に陥さばこれを断り棄てよ。
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