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野上豊一郎の全作品

青空文庫で公開されている野上豊一郎の全作品23篇を、おすすめ人気順で表示しています。

1〜23件 / 全23件
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パリとの通話エスパーニャに居る間に中歐の形勢はどんどん惡化して行つた。
παραμ※νειγ※ρο※[#無気記号付きυ、U+1F50、120-3-3]δε※[#重アクセント付きι、U+1F76、120-3-3]※[#無気記号と鋭アクセント付きε、U+1F14、120-3-3]γ――― Menandrosとうとう!――アクロポリスの西の坂道を車で駈け登りながら思った。
『草衣集』は私の最初の隨筆集である。
はしがきこれは故夏目金之助先生が明治三十八年九月から東京帝國大學文科大學英文學科の講義として讀まれた Othello の筆記である。
碓氷を越すと一面の雪で、急に冬へ逆戻りしたやうな感じであつた。
昭和十三年(一九三八年)十月一日、郵船靖國丸でヨーロッパへ向つて神戸を出帆し、翌十四年(一九三九年)十一月十八日、郵船淺間丸でアメリカから横濱に入港した。
社交團正倉院の曝凉は途中で雨が降りだすと追ひ出されて拜觀劵がそれきり無效になるので天氣を見定めて出かけねばならなかつた。
This castle hath a pleasant seat ; the airNimbly and sweetly recommends itselfUnto our gentle senses.―― Macbethウォリクは城で持つ町で、ウォリクの城は「イギリスの封建時代の貴族の居城のうちでも最も壯大なもので、今も貴族の住居のままである」といふことに依つて有名である。
障子の影桂離宮の書院から庭に面して、折れまがりに小さい三つの部屋が、一ノ間・二ノ間・三ノ間とつづいてゐる。
ブロッケンに登つて、麓のシールケに泊つた次の朝、おびただしい鈴の音で目をさまされた。
イタリアでアシジの聖フランチェスコの遺跡を見たので、エスパーニャでは聖ロヨラの遺跡を見たいものだと思つてゐた。
世界情勢の高速度的推移の中には、今ごろヴェルダンの戦場を見物したりすることを何だか Up-to-date でなく思わせるようなものがある。
能の芸術価値は、ひとへにそれが舞台芸術としての存在の上に係つてゐるものであるから、演出が殆んど能の全価値であるといつてもよい。
エスパーニャに来て闘牛を見ないで帰るのは心残りのような気がしていた。
イタリアとシチリアの海岸は、どこへ行っても、南国らしい澄み透った空と紺碧の海があって、強烈な陽光が燦々と降り濺(そそ)ぎ、その下に骨ばった火山系の山彙が変化の多い形貌で展開し、古い石造の家屋が密集したり、散在したりして、橄欖・扁桃・柘榴・ぬるで・いちじく等の果樹、或いは赤松・糸杉などの樹林が点綴し、葡萄が茂り草花が咲き出て、自然の装飾の濫費を感ぜしめられるが、その中でも最も強い印象を与えられて、いつも一番に思い出すのは、エトナを中心とするカターニアからタオルミーナへ...
まだローマになじまないうちは、あまりに多く見るべき物があるので、どこへ行っても、何を見ても、いつもあたまが混迷して、年代史的に地理的に整理しながらそれ等を見ようとするのにかなり骨が折れた。
Alas, then, is man's civilisation on'y a wrappage, through which the savage nature of him can still burst, infernal as ever? Nature still makes him: and has an Infernal in her as well as a Celestial.―― Carlyleイル・ド・ラ・シテ(町...
カイロに着いた翌日、町の北東五マイルほどの郊外にある昔のヘリオポリス(日の町)の遺跡にウセルトセン一世の建てたエジプト現存第一の大オベリスクを見に行った。
アルプス連峰の容姿の目ざめるような美しさにいきなり打たれたのは、ベルンに着いてベルヴュー・パラース(ホテル)の二階の部屋に通された瞬間だった。
オランダには三日半きりいなかったけれども、小さな国だから、毎日車で乗り廻して、それでも見たいと思っていたものはあらかた見てしまった。
Augescunt aliae gentes, aliae minuuntur ; inque brevi spatio mutantur saecula animantum, et quasi cursores, vitae lampada tradunt.―――Lucretius[#「Lucretius」は底本では「Lucretitus」]カイロの町は、東洋でもなければ西洋でもない謂わば東洋と西洋の奇妙に融合した特殊...
I pray you, let us satisfy our eyesWith the memorials and things of fameThat do renown this city;――Twelfth Nightストラトフォード・オン・エイヴォンへは、なるべくシェイクスピア祭の季節に行きたいと思っていたところへ、折よく水沢君と工藤君に誘われ、水沢君の車で出かけようということになった。
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