ブンゴウサーチ
for Kids
通常版
TOP 児童書 槙本楠郎 短編(30分以内)

30分以内で読める槙本楠郎の短編児童文学作品

青空文庫で公開されている槙本楠郎の児童文学作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編10作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(4,001〜12,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜10件 / 全10件
Tweet
作品名
著者
読了時間
人気
公園の中の子供プールには、朝八時ごろから、もう泳ぎがはじまつてゐました。
びつくりするほど冷たい井戸水を、ザブ/\と二つのバケツに一ぱい汲(く)むと、元気な槇(まき)君はそれを両手にさげて、廊下から階段を登つて、トツトと自分の教室へ帰つて来ました。
有一君は四年生で、真奈ちやんは二年生です。
「おい/\、みんな、よう聞け。
新しいランドセルを脊負ひ、新しい草履袋をさげて、一年生の進ちやんは、元気よく学校から帰つて来ました。
今日は、ひとつ、私の子供の時分――小学校時代のことを話しませう。
汽車のやうな郊外電車が、勢ひよくゴッゴッゴッゴッと走つて来て、すぐそばの土堤の上を通るごとに、子供達は躍り上つて、思はず叢(くさむら)から手を挙げました。
「こどもクラブ」では、日曜日ごとに、朝の九時半から正午まで、子供会がありました。
「来た来た!」「やあ、来たぞ来たぞ!」「汽車だ汽車だ!」「みんな用意をしろツ!この汽車には張作霖が乗つてるんだぞツ!」子供たちは線路の中に躍り上りました。
プロレタリアの少年少女へ貧しい子供たちよ。
マークのついた作品は著作権が存続しています。 詳細は 青空文庫公式サイトの取り扱い基準 をご確認のうえ、取り扱いの際は十分注意してください。