ある八百屋さんの店にきうりが山のやうに積んでありました。
ある八百屋さんの店にきうりが山のやうに積んでありました。
マチカドデフウセンウリノヂイサンガフウセンヲウツテヰマシタ。
マチカドデフウセンウリノヂイサンガフウセンヲウツテヰマシタ。
私は、学校にいるとき、いまごろ、お母さんは、なにをなさっていらっしゃるだろうか、またおばあさん...
私は、学校にいるとき、いまごろ、お母さんは、なにをなさっていらっしゃるだろうか、またおばあさんは、どうしておいでになるだろうか、と考えます。
私どもが小学四年生のときの受持は、牛島先生でありました。
私どもが小学四年生のときの受持は、牛島先生でありました。
蟹(かに)がいろいろ考えたあげく、とこやをはじめました。
蟹(かに)がいろいろ考えたあげく、とこやをはじめました。
おほ寒こ寒山から小僧がとんでくる……冬のさむい晩のこと、三郎はおばあさんと二人で、奥座敷のこた...
おほ寒こ寒山から小僧がとんでくる……冬のさむい晩のこと、三郎はおばあさんと二人で、奥座敷のこたつにあたつてゐました。
ある日小ぐまさんが路ばたであそんでゐますと、お猫さんが通りがゝりました。
ある日小ぐまさんが路ばたであそんでゐますと、お猫さんが通りがゝりました。
ある所にちよつと、慾(よく)ばりなお猫さんがありました。
ある所にちよつと、慾(よく)ばりなお猫さんがありました。
コイヌノチビスケガタイヘンニイバツテヤツテキマシタ。
コイヌノチビスケガタイヘンニイバツテヤツテキマシタ。
むかし、摂津国の刀我野という所に、一匹の牡鹿が住んでいました。
むかし、摂津国の刀我野という所に、一匹の牡鹿が住んでいました。
あひるさんのうちのきんじよに、ひつじのやうふくやさんがありました。
あひるさんのうちのきんじよに、ひつじのやうふくやさんがありました。
町の中で、かごからひばりを出して、みんなに見せながら、あめを売る男がありました。
町の中で、かごからひばりを出して、みんなに見せながら、あめを売る男がありました。
お秋さんは、山へ柴刈に行つたかへりに、雪に降りこめられました。
お秋さんは、山へ柴刈に行つたかへりに、雪に降りこめられました。
お母さんになつた小鳥が木の上の巣の中で卵をあたためてをりました。
お母さんになつた小鳥が木の上の巣の中で卵をあたためてをりました。
ブチトシロハタラウサンノウチニカハレテヰルコイヌデス。
ブチトシロハタラウサンノウチニカハレテヰルコイヌデス。
かえるというものは、みんなおとなしいものですけれど、この大きなひきがえるは、たくさんの小さなひ...
かえるというものは、みんなおとなしいものですけれど、この大きなひきがえるは、たくさんの小さなひきがえるのお母さんであっただけに、いちばんおとなしいのでありました。
シルクハツトと洋服と、きれいなきれいなかたかけと、ステツキもつてるかかしさん。
シルクハツトと洋服と、きれいなきれいなかたかけと、ステツキもつてるかかしさん。
ある日たけおは、おとなりのおじさんと、釣りにいきました。
ある日たけおは、おとなりのおじさんと、釣りにいきました。
高い/\一万尺あまりもあらうといふ山の上に私は生れたのでした、或日一人の金持らしい人が登ってま...
高い/\一万尺あまりもあらうといふ山の上に私は生れたのでした、或日一人の金持らしい人が登ってまゐりまして私や私の仲間を見て「惜しいものだ、りっぱな紙に成るのに」といはれました。
さびしい片田舎に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
さびしい片田舎に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
東京の街から出てゐる二本のレールは原つぱをつききつて青い空の下を、ずつとあちらまでつゞいてゐます。
東京の街から出てゐる二本のレールは原つぱをつききつて青い空の下を、ずつとあちらまでつゞいてゐます。
ある日、私は偶然、前を歩いていく三人の子供を、観察することができました。
ある日、私は偶然、前を歩いていく三人の子供を、観察することができました。
ある日、小ぐまさんとあひるさんが、かくれんぼをして遊びました。
ある日、小ぐまさんとあひるさんが、かくれんぼをして遊びました。
少年は、去年のいまごろ、川からすくいあみで、ふなの子を四、五ひきばかりとってきました。
少年は、去年のいまごろ、川からすくいあみで、ふなの子を四、五ひきばかりとってきました。
「万歳!」と、いう声が、どこか遠くの方から、きこえてきました。
「万歳!」と、いう声が、どこか遠くの方から、きこえてきました。
「ニールスのふしぎな旅」の上巻を、お読みにならなかった方のために、作者のラーゲルレーヴさんのこ...
「ニールスのふしぎな旅」の上巻を、お読みにならなかった方のために、作者のラーゲルレーヴさんのことと、このお話に出てくる人や鳥たちのことを、かんたんに説明しておきましょう。
赤いボールを沖に向かって投げると、そのまりは、白い波の間にもまれて、浮きつ沈みつしていましたが...
赤いボールを沖に向かって投げると、そのまりは、白い波の間にもまれて、浮きつ沈みつしていましたが、そのうちに、ざあっと押し寄せる波に送られて、また武ちゃんや、ゆう子さんのいる渚(なぎさ)にもどってきました。
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