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TOP 小川未明短編（30分以内）月夜と眼鏡

月夜と眼鏡

小川未明

『月夜と眼鏡』は青空文庫で公開されている小川未明の短編作品。4,030文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。

文字数

30分以内 4,030 文字

人気

-- PV

書き出し

町も、野も、いたるところ、緑の葉に包まれているころでありました。

初出

1922年 (「赤い鳥」赤い鳥社、1922（大正11）年7月)

底本

「定本小川未明童話全集　3」講談社, 1977（昭和52）年1月10日

表記

新字新仮名

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赤い蝋燭と人魚

人魚は、南の方の海にばかり棲んでいるのではありません。

大きな国と、それよりはすこし小さな国とが隣り合っていました。

赤いろうそくと人魚

人魚は、南の方の海にばかり棲（す）んでいるのではありません。

月夜とめがね

町も、野も、いたるところ、緑の葉につつまれているころでありました。

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注文の多い料理店

二人の若い紳士が、すっかりイギリスの兵隊のかたちをして、ぴかぴかする鉄砲をかついで、白熊のような犬を二疋（ひき）つれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさかさしたとこを、こんなことを云（い）いながら、あるいておりました。