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児童書版

稚子ヶ淵

小川未明
『稚子ヶ淵』は青空文庫で公開されている小川未明の短編作品。4,559文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内   4,559 文字
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書き出し
もう春もいつしか過ぎて夏の初めとなって、木々の青葉がそよそよと吹く風に揺れて、何とのう恍惚(うっとり)とする日である。
初出
1906年   (「早稲田學報」1906(明治39)年3月号)
底本
「文豪怪談傑作選 小川未明集 幽霊船」ちくま文庫、筑摩書房, 2008(平成20)年8月10日
表記
新字新仮名
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