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児童書版

絶対的人格 正岡先生論

伊藤左千夫
『絶対的人格』は青空文庫で公開されている伊藤左千夫の短編作品。3,990文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内   3,990 文字
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書き出し
子規子の世を去るなり、天下の操觚者ほとんど筆を揃(そろえ)てその偉人たることを称す、子規子はいかなる理由によって偉人と称せられたるか、世人が子規子を偉人とするところの理由いかんと見れば、人おのおのその言うところを異にし、毫(ごう)も帰一するところあるなく、しこうしてただその子規子は偉人なりという点においてのみ、一致せるの事実を見たるは最も味うべき点なりとす。
初出
1906年   (「馬醉木 第三卷第一號」1906(明治39)年1月1日)
底本
「子規選集 第十二巻 子規の思い出」増進会出版社, 2002(平成14)年11月5日
表記
新字新仮名
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