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TOP 長谷川時雨短編（30分以内）むぐらの吐息

むぐらの吐息

長谷川時雨

『むぐらの吐息』は青空文庫で公開されている長谷川時雨の短編作品。4,769文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。

文字数

30分以内 4,769 文字

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書き出し

十二月廿五日夜、東京日日新聞主催の「大東京座談會」の席上で、復興の途上にある大東京は、最初の豫算三十億の時から十億に削られた時まで、一千萬圓の國立劇場建築費が保存されてあつたが、終に最後の七億になつて消滅してしまつたといふことを、復興局長官の堀切善次郎氏によつて語られた。

初出

1929年 (「女人藝術　昭和四年二月號」1929（昭和4）年2月)

底本

「桃」中央公論社, 1939（昭和14）年2月10日

表記

旧字旧仮名

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