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泣きながら眠った子

今野大力
『泣きながら眠った子』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。438文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内   438 文字
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書き出し
何て騒々しい声だろうこの場合の人間の泣声は決して同情に価しないあれはちいちゃい四つの女の子の泣声だが可愛そうにも考えられないただうるさい騒々しい泣かないでくれればいいもう沢山だ心の中でいくら願ってみたって何にもならぬ子供は少し熱があってからだがだるくって消化不良のせいでもあるし気分が悪いんだ、どれを見てもきいてもいまいましいのだ、よっぽどよっぽど気分が変らない限り...
初出
底本
「今野大力作品集」新日本出版社, 1995(平成7)年6月30日
表記
新字新仮名
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5分以内