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児童書版

災厄の日

原民喜
『災厄の日』は青空文庫で公開されている原民喜の中編作品。13,776文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内   13,776 文字
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書き出し
自分の部屋でもないその部屋を自分の部屋のやうに、古びた襖や朽ちかかつた柱や雨漏のあとをとどめた壁を、自分の心の内部か何かのやうに安らかな気持で僕は眺めてゐる。
初出
底本
「日本の原爆文学1 原民喜」ほるぷ出版, 1983(昭和58)年8月1日
表記
旧字旧仮名
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