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60分以内で読める寺田寅彦の中編作品

青空文庫で公開されている寺田寅彦の作品の中で、おおよその読了目安時間が「60分以内」の中編22作品を、おすすめ人気順に表示しています。

(12,001〜24,000文字の作品を対象としています。読了時間は「400字/分」の読書スピードで計算した場合の目安です)
1〜22件 / 全22件
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緒言「日本人の自然観」という私に与えられた課題の意味は一見はなはだ平明なようで、よく考えてみると実は存外あいまいなもののように思われる。
この間日本へ立寄ったバートランド・ラッセルが、「今世界中で一番えらい人間はアインシュタインとレニンだ」というような意味の事を誰かに話したそうである。
仰臥漫録何度読んでもおもしろく、読めば読むほどおもしろさのしみ出して来るものは夏目先生の「修善寺日記」と子規の「仰臥漫録」とである。
エジソンの蓄音機の発明が登録されたのは一八七七年でちょうど西南戦争の年であった。
私は永い前から科学と芸術、あるいはむしろ科学者と芸術家との素質や仕事や方法に相互共通な点の多い事に深い興味を感じている。
ここでかりに「縞模様」と名づけたのは、空間的にある週期性をもって排列された肉眼に可視的な物質的形象を引っくるめた意味での periodic pattern の義である。
昼顔いくつぐらいの時であったかたしかには覚えぬが、自分が小さい時の事である。
ヴェニスからお寺の鳩(はと)に豆を買ってやることは日本に限ることと思っていましたがここのサンマルコのお寺の前でも同じことをやっています。
現代では書籍というものは見ようによっては一つの商品である。
私は今の世の人間が自覚的あるいはむしろ多くは無自覚的に感ずるいろいろの不幸や不安の原因のかなり大きな部分が、「新聞」というものの存在と直接関係をもっているように思う。
幼時の記憶の闇の中に、ところどころぽうっと明るく照らし出されて、たとえば映画の一断片のように、そこだけはきわめてはっきりしていながら、その前後が全く消えてしまった、そういう部分がいくつか保存されて残っている。
幼少のころ、高知の城下から東に五六里離れた親類の何かの饗宴[#「饗宴」は底本では「餐宴」]に招かれ、泊まりがけの訪問に出かけたことが幾度かある。
蜂私の宅の庭は、わりに背の高い四つ目垣で、東西の二つの部分に仕切られている。
にんじん「にんじん」は忙しい時にちょっと一ぺん見ただけで印象の記憶も散漫であるが、とにかく近ごろ見たうちではやはり相当おもしろい映画の一つであると思われた。
子供の時分から「丸善」という名前は一種特別な余韻をもって自分の耳に響いたものである。
古い昔から日本民族に固有な、五と七との音数律による詩形の一系統がある。
去年の春から油絵の稽古を始めた。
言語の不思議は早くから自分の頭の中にかなり根深い疑問の種を植え付けていたもののようである。
今の住宅を建てる時に、どうか天井にねずみの入り込まないようにしてもらいたいという事を特に請負人に頼んでおいた。
商船テナシティこのジュリアン・デュヴィヴィエの映画は近ごろ見たうちでは最もよいと思ったものの一つである。
日比谷から鶴見へ夏のある朝築地まで用があって電車で出掛けた。
四月の始めに山本鼎氏著「油絵のスケッチ」という本を読んで急に自分も油絵がやってみたくなった。
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