ブンゴウサーチ

ブンゴウサーチは、青空文庫の作品を読了時間で検索できるサービスです。

児童書版このサイトについて

TOP 葛西善蔵中編（60分以内）蠢く者

蠢く者

葛西善蔵

『蠢く者』は青空文庫で公開されている葛西善蔵の中編作品。14,883文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。

文字数

60分以内 14,883 文字

人気

198 PV

書き出し

父は一昨年の夏、六十五で、持病の脚氣で、死んだ。

初出

1924年 (「中央公論」1924（大正13）年4月)

底本

「子をつれて」岩波文庫、岩波書店, 1952（昭和27）年10月5日

表記

旧字旧仮名

※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。

メールで分割して読む青空文庫で読む Amazonで探す

葛西善蔵の人気作品

たうとうこゝまで逃げて來たと云ふ譯だが――それは實際悲鳴を揚げながら――の氣持だつた。

『では誰か、雪をんなをほんとに見た者はあるか？』いゝや、誰もない。

子をつれて

掃除をしたり、お菜を煮たり、糠味噌を出したりして、子供等に晩飯を済まさせ、彼はようやく西日の引いた縁側近くへお膳を据えて、淋しい気持で晩酌の盃を嘗（な）めていた。

車掌に注意されて、彼は福島で下車した。

中編（60分以内）の人気作品

第一夜こんな夢を見た。

石炭をば早や積み果てつ。

函館なる郁雨宮崎大四郎君同国の友文学士花明金田一京助君この集を両君に捧ぐ。

男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。