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児童書版

ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボーの全作品

青空文庫で公開されているジャン・ニコラ・アルチュール・ランボーの全作品5篇を、おすすめ人気順で表示しています。

1〜5件 / 全5件
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[#ページの左右中央]初期詩篇[#改ページ]感動私はゆかう、夏の青き宵は麦穂臑((すね))刺す小径の上に、小草を蹈みに夢想家・私は私の足に、爽々しさのつたふを覚え、吹く風に思ふさま、私の頭をなぶらすだらう!私は語りも、考へもしまい、だが果てなき愛は心の裡(うち)に、浮びも来よう私は往かう、遠く遠くボヘミヤンのやう天地の間を、女と伴れだつやうに幸福に。
俺の饑(うゑ)よ、アヌ、アヌ、驢馬に乗つて逃げろ。
Ver erat春であつた、オルビリウスは羅馬で病ひに苦しんでゐた彼は身動きも出来なかつた、無情な教師、彼の剣術は中止されてゐたその打合ひの音は、我が耳を聾((ろう))さなかつた木刀は、打続く痛みを以つて我が四肢をいためることをやめてゐた。
われ非情の大河を下り行くほどに曳舟の綱手のさそひいつか無し。
むづがゆき額を赤めをさな兒(ご)はそれとなき夢の白き巣立をねがふ時、爪しろがねに指細きふたりの姉はたをやかに寢臺近く歩みよる。
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