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児童書版

死んだ千鳥

吉川英治
『死んだ千鳥』は青空文庫で公開されている吉川英治の中編作品。18,114文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内   18,114 文字
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書き出し
藪椿(やぶつばき)裏藪の中に分け入って佇(たたず)むと、まだ、チチッとしか啼けない鶯(うぐいす)の子が、自分の袂(たもと)の中からでも飛んだように、すぐ側から逃げて行く。
初出
1937年   (「婦人倶楽部 臨時増刊」大日本雄弁会講談社、1937(昭和12)年3月)
底本
「吉川英治全集・43 新・水滸傳(二)」講談社, 1967(昭和42)年6月20日
表記
新字新仮名
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