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児童書版

わか紫

泉鏡花
『わか紫』は青空文庫で公開されている泉鏡花の長編作品。43,390文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜   43,390 文字
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書き出し
[#ページの左右中央]みつぎもの裏関所丁か半か室咲日金颪神妙候御曹子黒影白気梅柳[#改ページ]みつぎもの伊豆のヒガネ山は日金と書いて、三島峠、弦巻山、十国峠と峰を重ね、翠(みどり)の雲は深からねど、冬は満山の枯尾花、虚空に立ったる猪(いのしし)見るよう、蓑毛を乱して聳(そび)えたり。
初出
1905年   (「新小説 第十年第一卷」1905(明治38)年1月)
底本
「泉鏡花集成2」ちくま文庫、筑摩書房, 1996(平成8)年4月24日
表記
新字新仮名
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