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小川未明の全作品(7ページ目)

青空文庫で公開されている小川未明の全作品569篇を、おすすめ人気順で表示しています。

301〜350件 / 全569件
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正吉くんは、はじめて小田くんの家へあそびにいって、ちょうせんぶなを見せてもらったので、たいそうめずらしく思いました。
山の上に、一本の木が立っていました。
はちは、人間の邪魔にならぬところに、また、あんまり子供たちから気づかれないようなところに、巣をつくりはじめました。
二郎は、前の圃(はたけ)にまいた、いろいろの野菜の種子が、雨の降った後で、かわいらしい芽を黒土の面に出したのを見ました。
のどかな、あたたかい日のことでありました。
はるか北の方の島で、夏のあいだ、働いていました人々は、だんだん寒くなったので、南のあたたかな方へ、ひきあげなければなりませんでした。
秋の暮れ方のことであります。
目の醒めるような新緑が窓の外に迫って、そよ/\と風にふるえています。
三味線をひいて、旅の女が、毎日、温泉場の町を歩いていました。
九月の始めであるのに、もはや十月の気候のように感ぜられた日もある。
ある金持ちが、毎日、座敷にすわって、あちらの山を見ていますと、そのうちに、「なにか、あの山から、宝でも出ないものかなあ。
「なにか、楽しいことがないものかなあ。
K町は、昔から鉄工場のあるところとして、知られていました。
*村から、町へ出る、途中に川がありました。
あるところに、かわいそうな子どもがありました。
いかなる主義と雖も現実から出発していないものはない。
ある田舎に、仲のよい兄弟がありました。
正ちゃんは、左ぎっちょで、はしを持つにも左手です。
さびしいいなかながら、駅の付近は町らしくなっていました。
熊さんは、砂浜の上にすわって、ぼんやりと海の方をながめていました。
もう、ひやひやと、身にしむ秋の風が吹いていました。
兄さんの打った球が、やぶの中へ飛び込むたびに辰夫くんは、草を分けてそれを拾わせられたのです。
町の方から、いつもいい音が聞こえてきます。
私達は、この社会生活にまつわる不義な事実、不正な事柄、その他、人間相互の関係によって醸成されつゝある詐欺、利欲的闘争、殆んど枚挙にいとまない程の醜悪なる事実を見るにつけ、これに堪えない思いを抱くのであるが、それがために、果して人間そのものについて疑いを抱かないだろうか。
正二くんは時計がほしかったので、これまでいくたびもお父さんや、お母さんに、買ってくださいと頼んだけれども、そのたびに、「中学へ上がるときに買ってあげます。
たま/\書斎から、歩を街頭に移すと、いまさら、都会の活動に驚かされるのであります。
若いがんたちが、狭い池の中で、魚をあさっては争っているのを見て、年とったがんが歎息をしました。
あるところに金持ちがありまして、毎日退屈なものですから、鶏でも飼って、新鮮な卵を産まして食べようと思いました。
外は寒いけれど、いいお天気でした。
たいへんに、金をもうけることの上手な男がおりました。
秋風が吹きはじめると、高原の別荘にきていた都の人たちは、あわただしく逃げるように街へ帰ってゆきました。
風船球は、空へ上がってゆきたかったけれど、糸がしっかりととらえているので、どうすることもできませんでした。
すがすがしい天気で、青々と大空は晴れていましたが、その奥底に、光った冷たい目がじっと地上をのぞいているような日でした。
この度、日本国民童話協会が創立されまして衷心からお喜びの言葉を申し上げます。
なんでも、一本の木が大きくなると、その根のところに、小さな芽が生えるものであります。
あるところにぜいたくな人間が住んでいました。
小学校にいる時分のことでした。
月の中で兎が餅を搗(つ)いているというお伽噺(とぎばなし)も、それが以前であったら、何等不自然な感じを抱かせずに子供達の頭にはいったであろうが、いまの小学校へ行っている者に、月を指して、あの中に兎が棲んでいるといったら、たといそれがお話であろうと、かく空想することに却て骨が折れるかもしれない。
町から、村へつづいている往来の片側に、一軒の小さなペンキ屋がありました。
孝ちゃんの、近所に住んでいる自動車屋の主人は、変わった人でした。
北の故郷を出るときに、二羽の小鳥は、どこへいっても、けっして、ふたりは、はなればなれにならず、たがいに助け合おうと誓いました。
花の咲く前には、とかく、寒かったり、暖かかったりして天候の定まらぬものです。
季節が、冬から春に移りゆく時分には、よくこんなような静かな、そして、底冷えのする晩があるものですが、その夜は、まさしくそんな夜でありました。
野原の中に一本の松の木が立っていました。
村は静かでありました。
上昔、ある国に金持ちの王さまがありました。
春のころ、一度この谷間を訪れたことのあるしじゅうからは、やがて涼風のたとうとする今日、谷川の岸にあった同じ石の上に降りて、なつかしそうに、あたりの景色をながめていたのであります。
自由性を多分に持つものは、芸術であります。
崖からたれさがった木の枝に、日の光が照らして、若葉の面が流れるように、てらてらとしていました。
高い山の、鳥しかゆかないような嶮(けわ)しいがけに、一本のしんぱくがはえていました。
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